壮大な世界観で読者を惹き込む、ファンタジックな神仏譚

和風ファンタジーや中華風ファンタジーとはまた違った、斬新な東洋ファンタジー。
仏教世界を舞台にしているからといって、難しく考えないでください。
本作には複雑な仏教の世界で繰り広げられる神仏の物語を、エンタメとして書ききっている凄さがあります。

仏教にあまり詳しくない私でも、楽しく読むことができました。
こういった人間味のある神仏が出てくる物語、大好きです。
なかでも神仏たちも人間と同じように会話をしたり、食事をしたり、歌いながら宴会をしたりするようすに感激しました。

一度ページを開けばもう戻れません。
壮大な世界観とユーモアにあふれた神仏によるストーリーに一気に惹き込まれていきます。

神話好き、歴史好きのみならず、様々な人々に読んでもらいたい秀作。
皆様も壮大な仏教ワールドを一度旅してみませんか？