スカートを履いた幼馴染

多様性とかジェンダーとかいろんな考え方がある、それのきっかけの一つになれたら。
女の子だから、男の子だからと決めつけはダメだ。
でも本人も周りも複雑だったりする。難しいものや、一言では表せられないなぁ。
混乱してしまうかもだけど本人も本人で混乱してたりもする。
どう受け入れるかは自分次第、かな。

私たちは、見た目で人を判断しがちですよねー。
かくいう私は、そうならないように気をつけたい！って、思ってるほうなんですけど……
これを読んでいる間、どうやら見た目で判断しちゃう人間になっていたようです(笑)
頭では分かっていても、なかなかいつもそういう視点で居続けることは、難しいものですね。。。

偏見なんて無いよーという方にこそ、読んでみていただきたい作品です。

あと、こういう難しい問題をテーマにされてるけど、物語自体はとっても優しいです。
なので、考えさせられるけど、ホッコリも出来る。そこが、この作品の一番すごいところだなって思います☆

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（199文字）

ジェンダー問題は、もう人ごとではなくなっているのかもしれません。

一番近くにいるはずの友達がわからなくなってしまう。自分のことがなんだかわからなくなってしまう。

それはきっと、とても大きな不安の中に放り込まれるようなものです。答えはどこにもありませんから。

たくさん考えて出した答えはとてもやさしくて。

彼女たちの選択を、見守ってみませんか？

可愛いものが好きで、メイクが好きで、スカートを履く。そんな男の子。
心が女の子なのかと思ったら、そう単純ではありませんでした。

メッセージ性あるお話でした！

素敵な終わり方でした！