概要
私に恋は出来ないが。
海外へ行くことが決まったナツは、幼馴染のハルを思い出す。
身長を比べあった桜の木に赴くと、あの日刻んだ痕が残っていた。
二つ並ぶようなそれは、あるところを境に一方だけが刻み続けられている。
ナツは自分の背丈を刻むと、その場を後にした。
夏が始まろうとしていた。
……というあらすじを、私が書きやすいように書きました。お世話になっておりますゆあん様。参加させてください。
ゆあん様の自主企画「筆致は物語を超えるか」参加作品です。
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330655320435269
身長を比べあった桜の木に赴くと、あの日刻んだ痕が残っていた。
二つ並ぶようなそれは、あるところを境に一方だけが刻み続けられている。
ナツは自分の背丈を刻むと、その場を後にした。
夏が始まろうとしていた。
……というあらすじを、私が書きやすいように書きました。お世話になっておりますゆあん様。参加させてください。
ゆあん様の自主企画「筆致は物語を超えるか」参加作品です。
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330655320435269
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恋や性愛の有無に関わらず、大切なもの
どこか懐かしいような、優しい物語でした。
想い合うがゆえに疎遠になってしまったハルとナツ。ナツの一大決心を前に、二人はどうするのか……。
ハルとナツを、愛に溢れる視線で見つめるヒロインのシキ。語り手でもある彼女の存在が、この作品に強烈な個性を与えています。
シキには恋愛感情というものがわかりません。そのために抱く葛藤や疎外感を強く主張するでなく、終始穏やかに、しかし決して揺るがぬ個性として描かれているのが印象的でした。
恋愛感情があってもいい。なくてもいい。どんな個性にも、思いやりと尊重する意志があるなら、そこには愛が生まれるのだと気付かされます。 - ★★★ Excellent!!!この三人の関係がすごくいい!
こちらはゆあん様の自主企画『筆致は物語を超えるか』参加作品となっております。登場人物、大まかストーリーが固定で、あとはもう書き手の筆致、個性で魅せろ!という大変楽しい企画です。
しかし、今回のストーリーがですね、まぁどうしても暗くなりがちと言いますか、なんというか。その辺は企画の概要をチェックしていただくとして。
それで今作はですね、固定キャラである『ハル』と『ナツ』の他に『シキ』という人物がおりましてですね、それがこの『ハル&ナツ』の幼馴染みという設定なわけですが。
この三人の関係がね、すごくいい。
あんまり書くとネタバレになっちゃうから書けないんですけど、いやもうすごくいい。良いじ…続きを読む