概要
好きだからこそ「食べない」という選択。
とある日の、とある警察署。生活安全課の当直勤務は激務である。晩御飯を食べられないことなんてザラであり、そう言う時は備えている「非常食」が役に立つ。
今回の非常食は、赤いきつねと緑のたぬき。蕎麦好きの上司に、緑のたぬきを譲ろうとしたら「好きだからこそ食べられない」と告げられる。
上司の「好きだからこそ食べられない理由」とは?
※「地震」をテーマにしています。苦手な方がいたら申し訳ありません。
今回の非常食は、赤いきつねと緑のたぬき。蕎麦好きの上司に、緑のたぬきを譲ろうとしたら「好きだからこそ食べられない」と告げられる。
上司の「好きだからこそ食べられない理由」とは?
※「地震」をテーマにしています。苦手な方がいたら申し訳ありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!それは、忘れられない温かさを持つ「緑のたぬき」のお話。
緑のたぬきはお湯を注いで作るもの。温かいのは当たり前です。
でも、この物語に出てくるのは他の「緑のたぬき」にはない特別な温かさを持った、「緑のたぬき」です。
なぜ、彼は緑のたぬきが好きなのに食べられないのか。
読み終えた時にはその理由に納得するとともに、心の中が自然と温まってきます。
心が温まるだけでは終わらない、物語の締め方も個人的にはお気に入りです。
食べ物の美味しさは、それ自体の味だけで決まるわけではなくて、想いや出来事も絡んでくる。
そんなことを思い出させてくれる、この世で一番の「緑のたぬき」のお話はいかがでしょうか。