このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(177文字)
たぬきがきつねの住み処にお邪魔して色々と人生論や価値観などを語る物語です。ありそうでなかったインスタント、カップ麺からの始まり。赤いきつねと緑のたぬきの由来や、伯父さんのたぬきが乱入して好き勝手に暴れるなど、お笑いの要素も含んだ興味深い作品です。物語構成に少々癖があり、初見では伝わりにくい作品ですが、読めば読むほどに味が染みてくる不思議な内容。そんな美味しいお出汁が含まれた素敵な作品だと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(428文字)
本作はタイトルのとおり、狐と狸のもふりあいです。お姉さんな狐と少年な狸がお互いのしっぽをさわさわします。割と狐と狸の豆知識(主に祭神)が出てきますので、信仰や逸話として好きな方にもお薦めです。
全体的にモフモフしてて優しい気持ちになります。詩的表現も上手くて文体も好みで惹き込まれました。フフッと笑えて癒やされる作品だと思います。
狸と狐のやり取りが微笑ましいです! とくに2話目の最後のほうの子狸の考え方が素敵だなと思いました!
狸と狐。どちらも「化ける」生き物でありながら、その扱いは平等ではありません。かちかち山で酷い目にあう狸。手袋を買いにで人の温かさに触れる狐。どうしてだか人間は狸<狐と扱いがちです。そんな狸と狐が邂逅したら。そんなもしもを描いた、優しい作品です。
怪談話のようで、恐怖を感じないほのぼのとしたお話しなので小学生くらいのお子さんにもお勧めの作品で御座いますm(_ _"m)
短い物語の中に、展開あり、幻想あり、読み応えありでした。
狐と狸。ともに『化ける獣』。しかし、イメージは異なる。確かにそうですね!タイトルからかわいいです。ほっこりします。
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