概要
小さくとも積めば流れを変える砂州になる
一族の大名家に生まれた天真爛漫な少女・天波《てんは》は十六歳という若さながら城の重臣に任命されていた。しかし掟やしがらみに不満を持ち出仕をさぼる始末で叱られる日々を送っていた。
そんななか、重臣の登用試験で受験者のほとんどすべてが謎の死を遂げる変事が起きる。谷に棲みついたという妖の実在を確かめるべく、天波は探索隊の長として名乗りを上げた。
たどり着いた深い地の底で遭遇したのは伝説の大妖魔と、顔を隠した不思議な青年だった。
【九泉伝】
≪Kyusenden EX≫≪Shufun-Kisho≫
総文字数約6万字
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