第9話

沖縄の道を歩いていると道の突き当たりなどに石敢當がたっている。

「石敢當」は、いしがんとうと読み、沖縄で古くから信じられている魔物=マジムンを撃退する、魔除けの役割を果たす石碑。

武将の名前なのだそうだが。

魔物に、股ぐらをくぐられた者は死んでしまうという迷信があるそう。

その魔物は、種類は様々で、動物っぽい姿をしているそうですが、全てのものには、神が宿っている八百万(やおよろず)の神の考え方に通ずるものかと書いてある。

どうして、道の突き当たりに石敢當が置いてあるのかというと、マジムンは直線方向にしか道を進めず、曲がることができない。

石敢當は、魔物をやっつけるだけでなく、事故の多い、交差点の魔界と繋がりやすい突き当たりに置くと、交通安全祈願にも良いとされている。

石には、パワーや宿りがあるというがそれも関係あるのだろうか?


話は全く変わるが、沖縄で食べる緑の食べ物。

そう、例えば、オクラ、ピーマンは私の育った宮城県のそれより、味が柔らかく甘くも感じられる。

そして、柔らかい。東北のピーマンは固くて苦味が強かった感じがしたから。

肉詰めピーマンを食べた時、薄めの柔らかな感触が、不思議だったし、また、違う味わいだった。

色々な国や、県でもいいが、同じ名前の食べ物でもだいぶ違うものが沢山ある。

私の大好きなぜんざいも、沖縄にはいつも、お惣菜と並んで売っている。

沖縄のは、小豆が大きめで、甘味が私にとっては足りないので、自分で砂糖を追加して食べた。

東京やどこかのあんみつ屋さんのぜんざいとは、またちょっと違う。

小豆も、沖縄のは、かじると何というかこちらで食べた小豆より、粘りが少なく、サラサラしている感じだ。

小豆が、どちらの産地かまでは調べていないのでわからないが。

野菜などは気温や土質、湿気や雨などで、食感や味も変わるのだろう。

沖縄はとっても青空が綺麗な濃い水色だ。

だから、雲の白はもの凄く白なのだ。

でも、湿気は凄く、にわか雨やスコールくらいの雨もよく降る。

風が強いので、洗濯物は微妙に乾くが、お天気なのに、朝から夕方まで洗濯を干していても、なんかちょっと、じめっと感じる触り心地の時もあるので、不思議だ。

水も硬水だそうで、それだからかはわからないが、洗濯物の色落ちが早いと私は思う。

これは、私の感じた所だから、一概には言えないし、それが正しいとかもない。

とにかく、色んなものを、色んな所で比べれるのは面白いし、楽しい事だ。

そうそう、沖縄の友達は庭で野菜も少し作ってるって言ってたから。今度、譲ってもらおうかな…。オクラが物凄く大きくなるって聞いてたから。

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