第8話

那覇空港駅から、毎回モノレールで移動している。

空港からの移動手段は、モノレール、バス、タクシー、レンタカーになる。私の大好きな電車は沖縄にはないのだ。

でも、このゆいレールからの眺めは、異国に来た時の心奪われる景色だ。

那覇空港駅から、飛行機とキラキラした海が見える、次の赤嶺駅まで、まるで熱帯雨林の上空から見たジャングルの様な森林が見れる。

次の小禄駅にはイオンがあり、奥武山公園駅のセルラースタジアム那覇と総合運動場がある。次の壺川駅から県庁前駅まで久茂地川沿いを一緒ゆいレールと流れる。

緑がかった、乳白湯の川の色と、川向こうに見えるヒモの様な垂れ下がった、木が印象的だ。

旭橋駅には、沖縄県立図書館があり、ホテルや銀行など高いビルが多い。バスターミナルになっていて、沖縄の色々なバスツアーや乗り換えができる。

次の県庁前駅で降りる。ここからは、沖縄では有名な国際通りや、少し歩くけど波の上ビーチもある。

ホテルも多いし、デパートリウボウがある。


沖縄の友達とは、久しぶりの再開で若狭のまねき猫で、5時間も喋りまくり、歌いまくった。


ふと思った。沖縄の、何を知ってるかというと、私は今のところ、10月でもご飯を食べるだけでも、汗をかくくらい暑い日があるし、エアコンはつけている。

それは、東北育ちの私だけなのか?

沖縄に元々住んでいる人はもう、秋のコーディネートで、外を歩いている。

時々、半袖、短パンでビーサンの人もいるが、あれはもしかして、観光で来てる人なのか?

そう思いなが、これから図書館や博物館、美術館を回ったりして、沖縄を少しでも、勉強して伝えたい。そんな事を思ったり。

小学生の頃の、子供会で見たアニメ映画の「対馬丸 さようなら沖縄」を見たのを思い出した。

22歳の時社員旅行できた、沖縄ツアーで、首里城やひめゆりの塔を回った。

まさか沖縄の地に、何度となく訪れる様になるなんて思ってもいなかった。

日本なのに、暑くて、この文化の違いや、言葉の違いが、まだ、はっきりとわかるうちに、沢山の昔を体験したい。

沖縄の島々にも、色々なあおい色を見に行きたい。

それと、これからの沖縄の若い人たちには、もっと沢山、沖縄以外も知ってもらいたい。

そう考える。

その土地の暮らしにくさと、暮らしやすさ、どちらもやってみないとわからない。

自分にとって、良いと思っていた事が、全く違う視点から、見つめ直せるという事が大切で。

自分が体験して、誰が何と言おうと、言われようと自分が良ければ、全てよし。

例えそれが、親を捨てることや、故郷を捨てることになっても、自分の良いが大切。

子供は、神様からの預かり物、授かりものではない。

いつか、旅立つ事もある。

そんな時、親は手を添えるだけで良い。

見守るだけで良い。

そんな事を、最近考える。


何を書いていいのか、書くべきか、これからゆっくり考える。

書き残す事ができるまで。

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