第13話
最近のネカフェの受付は人がいなくて、受付の機械と帰りの精算機があって、カメラと少人数のスタッフがいる。
夜中はスタッフがいない店舗も増えてきた。
だんだん完全な機械化になっていくのか?
そういえば、大阪の大手のカラオケも、受付に全く人のいない所も最近ちらほら見かける。
ファミレスもかわいいお届けロボットが料理を運んでくれる。
手塚治虫が書いたアトムの世界が来るのも本当になるのではと思ってしまうこの頃だ。
まぁ、相変わらず新宿や池袋では、酔っ払って路上で寝ている人がたまにいる。
でも、この頃は若い子でも、服は綺麗な洋服を着てるのに、近くに寄るとお風呂に入っていないであろう香りがする。
そして、それを隠すように香水を大量に振りかけている。
いくら香水を使っても、体臭には勝てない。
シャワーやお風呂は面倒くさいと思うと、入らない人がいる、子供の頃親が放置気味で育った子や、貧困で育つと水代がかかるとか言って、週に何回と決められたり。
朝シャンなんてしようものなら、私も凄く怒られて、嫌味を言われた。
自分から、お風呂を嫌いな子もいる。
とくに、発達障害がある子は、面倒くささから、思ってはいるものの、気が乗らないとなかなか入らないのだ。
お風呂に入らなくても、死ぬわけじゃないし。でも、出かける時には、あぁ、入っておけば良かったと後悔。
でも、結局入らないから、出かけるのをやめたり、約束をキャンセルしたりになる。
それらは、引きこもりの始まりでもある。
ここ2、3日の冷え込みは急だったから、外のダンボールで寝ている人達が心配になってくる。
私の本が売れたら、いつか、何か差し入れが出来るだろうか?
そんな私もネカフェ生活なのだから、人の心配をする所じゃないが…
夢は大きくていいと思う。
想像するのは自由だし、その時間は幸せだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます