第16話

あまりにも仕事がないので、派遣の仕事に登録に行ったが、登録には2時間以上かかった。

だいたい1時間程度と募集には書いてある。

簡単そうな選挙のお手伝いという募集だった。

実際登録した最後に、その仕事はもう決まったと言われ、結局は免許証をコピーされたり、顔写真を撮られたり、登録証が出来上がったが、登録だけで仕事がない。

派遣会社は登録する人を増やして、個人情報をどうにかするのだろうか?


もしかして、選挙で働かせてるという感じで、お金を誰かに渡すなんて事はないよな…なんて考える。

最後に書いた、契約書とは何だろうなんて、淡々と何枚も書かされた、個人情報万歳の紙を書いたのは自分なのだからしょうがないと思いながら、何故か腑に落ちない。


帰り道、選挙カーのアナウンスが響き、街頭演説が始まる。


日本であり、日本ではないくらい最近は外国人が歩いている。


街頭演説よりも、人にぶつかって歩かないようにするのが精一杯だ。


外国人には何を言ってるかもわからない、日本語を聞き流して歩いているのだろう。


この頃、中国人などは、日本の土地を買い漁っいると聞く。

中国では、土地は国のものだから、個人で購入出来ないのだ。

だから、日本で土地を買い、日本に住むのだ。

日本はとても、住みやすいし、病院医者もしっかりしている。

何より、綺麗だ。


これから、お金持ちの外国人がどんどん日本の土地を買ったら、日本人なのに外国人の所有する土地や建物を借りたりすることになるのも、近い将来あるのではないか?


他の外国では外国人に土地を売らないという決め事がある国もあるらしい。


日本もそろそろ考えていかないと、日本という名前の外国人が持っている島になりそうだ。

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