第10話
久しぶりに、駒込駅に呼ばれた。
昔からの商店街は何故か、懐かしさを感じる。
意外と何件かレトロな喫茶店があって、まだ全部行けてない私は焦りを感じる。
駅から1番近いDOUTORには、 Wi-Fiがなかったので、線路の下の天井が低い小さなトンネルをくぐり、カフェラソンブルに入った。
Wi-Fiがあるかは、確認しなかったが、昔からの喫茶店の雰囲気がたまらず、二階への階段を進んだ。ボックス席にどうぞと言われ、四人席に一人で座れた。 ラソンブルサンドとホットコーヒーを頼んだ。
駒込には、友達も住んでいて今日は本を借りただけで、忙しい彼もその後新宿に出かけるからと直ぐに、別れた。
ラソンブルサンドは、トーストしたパンにハム、レタス、かた焼きの目玉焼きが挟んであって、自分が思ったより、ボリュームが凄かった。それに、スープとサラダも付いていた。
お腹がいっぱいになってしまって、あんみつも食べたかったが、また今度と思った。
ありがたい事に、 Wi-Fiがあったので、パソコンで、メールを確認した。友達に借りた本を少し読んで、コーヒーを飲みほした。
最初にいた、小説を読んでいた1人の女性や、昔話をしていた、老人2人もいなくなっていた。レジでお金を払い、
「ご馳走様でした。」といって店を出た。
多分駅の反対側へ行けるだろうと思いながら、ぶらぶらと寄り道をしながら帰ろうとした。
またまた、良さそうな喫茶店、お煎餅やさん、高級食パン屋さんを通り過ぎ。
半額の札が目に付いて立ち寄ってしまった、パワーストーンや不思議な陶器が置いてある店には、きっとパワーに呼ばれたのに違いない。
しばし、店主の話を聞かせていただけて、少し落ち着いてきた。
店に入った瞬間は、何か強くてクラクラするくらい、パワーを感じてしまったからだ。
このパワーストーンとの出会いも、何かあるのだろうか…
なんて、思いながら駅まで歩く道に、お地蔵様が並んでいた。
お参りをして。
今日は、駒込駅を後にした。
また、来週にでも来なくてはならなくなるような気がした。
今度は、美味しそうな、パンケーキ屋さんも見つけたので、そこに行ってみたい。
駅の桜ポストがとってもかわいいかった。
ソメイヨシノの発祥の地なのだそうだ。
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