この結末は、想像の斜め上後ろからやってくる。

独特の表現で語られる本格的ミステリー。
内にアンニュイを抱える孤独な主人公。
類は友を呼び、主人公に関わる男性もそれぞれに孤独を抱え、
描かれる切ない人間模様。
複雑な過去が絡み合い、もつれ合い、こじらせて。
想定外の結末へ。

最後まで読んで、もう一度、読み返すと、新たな気づきが。
一粒で二度も三度も美味しい、いぁ、面白い作品です。




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