概要
”役”という力を得て、鈴木は腐れ縁の内面世界(ミュトス)を踏破する。
佐藤と鈴木は世界を旅する関係性だった。だが、ある日突然佐藤は謎の種を食べて植物人間状態になってしまう。意識を取り戻すためには「ロゴス・ユーリカ」と呼ばれる”共感”する行為をして、佐藤の内面世界(ミュトス)に入り込み、現実に戻る意思を持たせなければいけなかった。腐れ縁の誼(よしみ)からその意味不明な行為をした鈴木だったが、その内面世界も突然戦うことになるなど意味不明だった。意味不明な「役」や佐藤から生み出された存在たちに振り回されながらも、なんとか彼女を現実に戻そうと努める。これは幸福な夢の終わり、あるいは永遠を諦める物語。
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