お荷物と追放された料理術師、仲間たちと夢を叶える～価値の分からぬ元パーティは知りません～

「お前、ただのお荷物だから」
最難関のダンジョンをクリアした瞬間、パーティに捨てられてしまった料理術師のリジー。途方に暮れる彼女の前に現れたのは、凄腕冒険者の青年ヒューだった。常に腹ペコな彼と共に、リジーは自分の夢を叶えることを決意する。

「私、最高の料理術師になりたいの！　ううん、なってみせる！」

リジーは頼もしい仲間と一緒に和気藹々と、しかし着実に成長する。
その一方で、彼女を追放したパーティは何故か急激に弱体化し始めていく。その原因が分からぬまま、パーティはリジーを逆恨みして彼女を追いかけ始めるのだった。