悪霊まみれの彼女

あとがき

　これにて、『悪霊まみれの彼女』を完結いたします。

　私の処女作ですが、稚拙な文章をここまでせお読みいただき、感謝いたします😊

　この続きは、『黄泉月の物語』に描いております。

　が、そちらも残り二話で完結予定です。

　そして……ご存じかと思いますが、改訂版『黄泉巡りの月』も、冒頭の数話を公開しています。

　こちらは、二つの物語を一つにまとめ、大幅な改定を行います。

　改定目的の一つは、ヒロインのひとりの蓬莱天音をよりピックアップすること。

　てか、ヒロインキャラが多いんですよ。

　久住千佳・蓬莱天音・方丈日那女。

　玉花の姫・黄泉姫・黄泉千佳（ヨミチカ）。

　この辺は、すべてヒロインと考えています。

　でも、蓬莱天音の立ち位置が弱いかなと思ったので、その辺を修正します。

　オリジナル版では、主人公は転校してきた蓬莱天音と教室で初対面しますが、改訂版では終業式の登校途中に出会います。

　この時、久住千佳と蓬莱天音が同時に主人公の視界に入るようにしました。

　ダブルヒロインであることを強調するためです。

　また、冬に始まって翌年の秋に終わる物語なので、四季の移ろいをより強く描写しようと思っています。

　異界の地名の変更などもありますので、ほぼ別物と言っても過言でないかも知れません。

　スピンオフも幾つか存在する物語なので、その辺について↓

＊『乙女月の物語』

　並びの世（平行世界）が舞台で、災いが起きなかった月の国の物語。

　主人公たちは、『第九十期の近衛府の四将』。

　鳴神月（なるかみづき）・夏初月（なつはづき）・咲夜月（さくやづき）・澪月（みおつき）の四人の少女たちを中心に、物語が進みます。

　彼女たちは、『黄泉月の物語』で登場済み。

　話の中心に居るのは澪月（みおつき）で、呼び名は『サカキ』。

　山間の村で生まれ育った少女で、『近衛府の四将』だった女性『十六夜（いざよい）』に見いだされ、帝都に向かう所から物語は始まります。

＊『紅鴉（べにがらす）の国』

　本編の月の国の、遠い未来の物語。

　主人公は、紅織月（べにおりづき）姫と、現世より転移した高校生の橘一葵（かずき）。

　テスト版は公開済み。

　近況ノート上で、第二話は公開済み。

　姫の側近の『御伽衆（おとぎしゅう）』に、馴染みの名が出ているので、『近衛府の四将』が時代を経て変化した組織と推測されます。

　学ラン・セーラー服を着ていますが、これらは、『黄泉月の物語』で現世を出入りした人々が記した絵から再現したのでしょう。

　町並みは昭和風で、姫の住む城は江戸風仕様。

＊『黄泉比良（よみひら）荘の凛々子』

　　『黄泉月の物語』の三年後の話。

　あの焼け跡に、忽然と出現した『黄泉比良荘』の管理人と二匹の子猫・住人たちの物語。

　本編の登場キャラがチラホラと……。

　主人公の桜橋くんの能力は空間転移で、戦闘力は凡人並み。

　戦闘担当は、尼僧コスプレイヤーの信夫（しのぶ）麻利絵先生です。

　中断していますが、次のエピソードは信夫（しのぶ）先生が主役。

　……などが控えております。

　一応、『黄泉月の物語』と『黄泉巡りの月』のリンクを貼って置きます。

　・黄泉月の物語（一話）

https://kakuyomu.jp/works/16816700428178248114/episodes/16816700428181270216

　・黄泉巡りの月（一話）https://kakuyomu.jp/works/16818023212130098571/episodes/16818023212130112700

　『黄泉月の物語』完結後は、『黄泉巡りの月』に取り掛かりますので、そちらもよろしくお願いいたします。