砂漠と鋼とおっさんと

車両や銃器をカスタマイズして武装し、荒くれた世界を旅するという
なんともわくわくする物語。
殺伐としていて、それでいてユーモラス。
ド◯ゴンボールの連続バトル展開がはじまるまえが大好きな人間にはたまらない作品です。

作風はメタルマックス(たぶん4)をベースに、主人公を「こち亀」の両津勘吉にしてノベライズしたような感じで、同じメタルマックスのオマージュ作品の「リビルドワールド」と比べるとコメディや人情、グルメなどの要素が前面に出ている。
おっさん主人公作品は多いが、大半がおっさん=社畜でただ歳を食ってるだけという構図の中、本作は主人公から熟成された酒のような大人の魅力を感じさせてくれる名作である。

カッコつけなきゃ生きられないのかしら？
あなたのその生き方、私とても好きよ。
だから続きはベットの中でね。
え？何？行かなきゃならない？どこへ？あー行っちゃった。バカね、報酬も受け取らないで。
「ちくしょー！男は辛いぜ。」
そんなお話
科学とかSFとか作者様の知識量に驚く設定が何故かギャグにw
主人公はシテ◯ハンターの冴羽◯みたいw
面白かったのでぜひ読んで。

キャラが際立つと
ここまで話をもっていけるという
好例となる作品ですね。(^^)

とにかく笑える！ｗ
疲れていても、笑顔になれる。

頭カラッポにして読んでも楽しい。
そして、じっくり読んでも面白い。

それが、本作の魅力です。

オッサン、という文字に反応してこのレビューをクリックした貴方。
とりあえず６話の「真実」まで読んでみて下さい。

カクカクジジイっていう、すごい人物が出てきます。
これで笑えた貴方、この作品世界に適性があります。
ぜひ読んでみて下さい。お願いします。

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本作には気を張って読まないといけないようなシリアスな展開や
誰かが死んだり、悲惨な戦争したり、血が出たり、苦しんだり、読んでてこっちが息苦しくな…続きを読む

世界がシャッフルされて、崩壊した世界。
機械と獣が融合した危険生物が跋扈する砂漠。
そんな世界にやってきたおっさん主人公がどうにか生きていく話です。

チートなどなく、前の世界の知識で成り上がるわけでもない。
貧乏でオッサンメンタルでだけど義理人情がある等身大のおっさん（？）が汗水流しながら、相棒ＡＩとジャイロキャノピーと共に崩壊世界を旅していく物語です。

要所要所にちりばめられた小ネタにクスリとし、時折現れる女性とのロマンス（になりそうでならない）にニマニマし、一歩間違えれば死ぬ世界観にハラハラし。

その結末は世界を救う英雄か、はたまた野垂れ死にか。

メタルマックス世界に寅さんが転生したらこうなった。

いわば「メタルマックス✖️男はつらいよ」

大好物すぎて辛い。
ポストアポカリプス世界で繰り広げられるのは何故か昭和感漂う人情噺。
「馬鹿野郎、女は惚れるんじゃ無くて惚れさせるんだよ」
「社会のネジで何が悪いことがある」
名言も多い。
終末世界観が大好きなら是非読んでみてほしい作品です。

世界は滅んだけど、おっさんは元気です。

自分だったらまず間違いなく絶望する状況を、すいすいと生き抜くおっさんのたくましさが見ていて楽しい！　そして、誰が気づくかディープなネタの数々。全部拾えたらもっと楽しくなるんだろうな～なんて思いながらも、そのままでも十分に楽しいのが凄い。

酒に呑まれたおっさんが目覚めたのは、文明崩壊後の地球だった！
機械の化け物が跋扈する砂漠で、おっさんが伊達と酔狂で数々の危機をひぃひぃ言いながらぶっ飛ばしていく話です。

おっさんは、頭がおかしいレベルでタフですが、それに負けず劣らず逞しく、したたかに生きているこの世界の住人達がとても好ましい。
そりゃ、おっさん、格好つけて頭のおかしい特攻するよね。

壮大な冒険譚なのに、軽妙な語り口と七割以上を占める妄言によって、居酒屋で相席になったおっさんの与太話、みたいな感じになっているのが高ポイント。

完結済ですが、この後のおっさんの珍道中もぜひ読みたいと思う大作でした。

題名から男臭いですが、味わい深く、楽しく読める物語です。
作者さんは私より、同世代かな、と思うのですが、レビュー題にもかかせてもらったんですが、まさにこれ。
転生、転移は数あれど、行った先にはそれぞれの世界観が広がります。
この行き先もそうなのですが、それをもとの世界にたとえて、表現する主人公の言葉の妙、話もどうなるかと思いながらも、それを追いたくて読み進められます。
読むかどうか迷っているなら、まず、目次のサブタイトルをご覧あれ。

ほら、読みたくなった。

息抜きに楽しく読みたいですね。