「カレーとは、最高の料理である。」

そう誰かが言っていた気がする

僕には言っていなくてもこの際どうでもいい

カレーにはたくさんの種類がある。

ドライカレー、グリーンカレー、キーマカレーその他にも本当にたくさんある

しかも、各家庭によってスパイスの配分や種類が違うから家庭ごとに違った味になる

それもまた食べる側の醍醐味でもある

そもそも僕自身まだ最高のカレーには出会えたことはない。

いくら旅をしていてもまだほかにも出会えるのではないかと期待してしまう

こんな僕だが、沢山のカレーがある中でも“スープカレー”が大好きなんだ。

あのシャバシャバな感じがたまらない

ご飯と一緒にスプーンに乗せてほぼ噛まずに飲み込める

その後に来るスパイスたちの刺激

体が一気に火照ったあと、首筋をたどっていく汗

太陽に照らされている時の火照りとはまた違う

お楽しみはこれからだ

もちろん、残ったスープはパンを浸し食らう

普通のカレーもパンに浸したらおいしいが、中までしみこむことはそう無いだろう

それに比べてスープカレーはパンの中までヒタヒタにしてくれる

これを口いっぱいに頬張ると、なんとも言えない優越感

これが最高の料理と言わずに何というのだろうか

さぁ今日も最高のスープカレーを求めて旅をしようじゃないか！

-Fin-

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