逢魔が刺した

ある北国、ワケあり生徒たちが集まる名門校「禍津学園」の冬季講習。講義を受けようと集まる生徒たちだが、一人、また一人と眠りに落ちていく。再び目が覚めた時には人智を超えた力である「異能力」を手にしていた！
脳に細工をされたようで、異能力もそのせいで手に入ったもののようだった。

思考の端にある言葉が埋め込まれている。
「今から1週間、異能力を駆使して他人を殺せ。」
殺した人数に応じて、生徒に点数がつく仕組みらしかった。

「死にたくないだろ。俺もだよ。」
「嫌な予感、しとったんよなぁ。」
「生き残るためなら何でもするわ！」
異能力バトルロワイヤル、逢魔が刺した。