概要
伝承学者を目指す青年 宮森 遼一(みやもり りょういち)は、大学を辞した後、秘密結社 九頭竜会(くずりゅうかい)に入会する。
九頭竜会所属の魔術師、比星 兄弟から邪神復活阻止の計画を知らされた宮森。
比星兄弟と志を同じくした宮森に迫る仙境勢力と謎の人物。
遂に明かされる比星一族の宿命!
果たして宮森 達は生き残る事が出来るのか?
物語が加速する第二幕!
熊野での一件を解決したのも束の間、今度は青森での任務を命じられる宮森。
そこで待ち受けていたのは陸軍派のトップ、井高上 大吾(いたかうえ だいご) 大佐!
そして禁断の地、北極へと向かう今日一郎……。
戦闘と冒険渦巻く第五章!
青森から帰還を果たした宮森であったが、突如〈食屍鬼《
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!這い寄る食屍鬼の狂躁曲―――。
続きものです。
大事なことなので重ねて言いますが続きものです。
単体で読めなくはないでしょう。作者様も気を使って登場人物紹介やあらすじを書いていらっしゃるので。
しかしあらゆるメディアに通じることですが、人生で初見は一度しか来ません。その大事な最初を、ハンバーガーで喩えるならば真ん中のパティだけを先に食べるようなものです。無論、個人の好き好きなので『俺は最初にパティを食べるんだよ!』と仰る方はいるでしょう。しかし、多くの方はハンバーガーをバンズと一緒に食べるでしょう。
なら、前章である
カルマメイカー ~焦海の異魚(ひがたのにんぎょ)~ 序幕 & 第一幕
を読んでからにした方が十全に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!読む前に「SAN値」残量チェックが必須の「本格的クトゥルー」ホラー小説
えっと、この物語は第2部です。一部は下記にリンクを貼っておきますので、そちらを先に見た方が「物語」への理解が深まると思います。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934977293
舞台はWW1の大日本帝国。物語の下敷はクトゥルー神話。一章にて秘密結社「九頭竜会」に入会した主人公は「とある」やんごとなき人のが繰り広げる「狂気」の儀式を目撃します。そして、物語はそこを起点に「さらなる狂気」へといざなわれていきます。
現れた謎の訪問者、明らかになる九頭竜会の野望。それに絡んでくる「クトゥルーの邪神」! というお話なんですが、まぁ、この短いレビュー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!スーパークトゥルフ大戦勃発! 乗り遅れんなよ!
時は大正から昭和へと移ろいゆく時代。伝承学者志望の青年、宮森遼一は九頭竜会に入会するが、そこでは古の邪神を復活を目論む儀式を目の当たりにする。それに抵抗する比星兄弟の計画のもと、宮森は邪神復活を阻止する戦いに巻き込まれていくのだが……。
クトゥルフ神話に登場する邪神、旧支配者、神話生物たちが所狭しと大活躍する。一兵卒として戦局を左右し、戦い死んでいく深きものや食屍鬼たち。戦術級の存在として戦いの趨勢を左右する、ダゴンやハイドラら旧支配者の眷属たち。さらに怒涛の如く力の違いを見せる旧支配者の力を秘めた魔人の存在。
跋扈する旧支配者以上の脅威を示すものも現れ、事態は混迷を極めていく。
クトゥ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!クトゥルフベースの独特の世界観に惹き込まれる!
本作はタイトルにあるとおり「第二幕」となります。まずは「序幕&第一幕」(完結96話)を読むことをお薦めします。とはいえ、私も先に「第二幕」から読んでしまった口で、冒頭に「はじめに読んどけ。」エピソードがあるので、全くついていけないということはありません。
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトによるクトゥルフ神話が下敷きになっています。この分野に興味がある方は、まずもっと必読と言えるでしょう。
本作は第一次世界大戦直後の大日本帝国を舞台にした、現代ファンタジー&伝奇ホラーです。
伝承学者を目指す青年の宮森を主人公として、秘密結社、魔術師、邪神、魔物、仙境等々、多彩な要素が盛り込まれ、クトゥ…続きを読む