読む前に「SAN値」残量チェックが必須の「本格的クトゥルー」ホラー小説

 えっと、この物語は第2部です。一部は下記にリンクを貼っておきますので、そちらを先に見た方が「物語」への理解が深まると思います。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054934977293

 舞台はWW1の大日本帝国。物語の下敷はクトゥルー神話。一章にて秘密結社「九頭竜会」に入会した主人公は「とある」やんごとなき人のが繰り広げる「狂気」の儀式を目撃します。そして、物語はそこを起点に「さらなる狂気」へといざなわれていきます。

 現れた謎の訪問者、明らかになる九頭竜会の野望。それに絡んでくる「クトゥルーの邪神」! というお話なんですが、まぁ、この短いレビューで説明するのは無理ですので、ちょっと物語の「雰囲気」を中心にレビューしますね。

 とりあえず恐怖の「ON」と「OFF」がはっきりしている小説です。第二幕の始まりを読み始めると、なぁんだ、明るい楽しそうな小説じゃん!と勘違いするんですよね。これが、でも、第5節くらいまでくると、そんなことを言えなくなります。

 なんというか、不気味な湿気で体を覆われているような「いいようのない」恐怖を感じる文調にドンドン心が追い詰められていくのを感じるのです。そうヒシヒシと。。。。

 というわけで、本格的なホラーですので、読み始める前には「充分」なSAN値を準備をしておいてくださいね!
 

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