概要
もし、ナチスドイツが異能力組織を戦力として活用し、戦っていたら?
「まさか・・・本当に・・・・」
スクルドは見た。
夕闇空に輝く星に紛れるように銀色の輝きを放つ”それ”は、普通この町の上空を通過するはずのないものだった。
町の遠くで爆発が起こった。
機体は小さな黒点を産み落としていく。
育った町が火の海と化すのには、そう時間はかからなかった。
————————この物語は、戦争を憎み、戦争を淘汰するために戦争をする、一人の少年の戦記。
【十の切望】は、現実世界の第二次世界大戦戦間期を背景とした、
兵器×異能力×人間ドラマ×史実IFのローファンタジー作品です。
ヨーロッパに中央に位置する国、ドイル国に本部を構える異能力組織、”パツィフィスト”。
数奇な運命からパツィフィストに入団した主人公スクルドは、戦争の早期終結のため
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