憎しみの絵を描く少女にも「ラッキー」と「ハッピー」は訪れるはず!

まったく異なる生い立ちを持つ二人の少女が、ひとつのチョコレートを巡って人生に重なりを見つけるような、何処にでもありそうで、だからこそかけがえのない、輝く友情を垣間見た気持ちです。
こういう友情の形、怒りへの折り合いのつけかた、素敵です。

何の問題も無く生きている。
そのように見える人ばかり。
内面には各々の事情があるけれど、
そんなことを深刻に語らなくていい。

気軽に味わえるチョコレートに、長続きの秘訣があるのかもしれません。
味わい深い一万字でした。皆様も是非、どうぞ。

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