人と、精霊と、その愛する者達の絡まる運命の物語

キャラクター同士の関係や意志と、そこに関わってくる精霊という大きな存在。

ファンタジー要素の強い出だしから、数々の伏線が終盤にすっきりと纏められている構成に脱帽です。

本当の気持ちは出すのが難しく、人は人として生きる時にそれを抑え込んでしまう。そして精霊は生き抜くためにその人の心を見抜いていく。
そうやっていろんな運命や感情が絡まって生まれた国とその物語。

読後感もとても良く、登場人物達のこの先の未来の平穏を願ってやみません。
とても素敵な物語でした!!

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