これは、アーノルド成長譚である(嘘

精霊の言葉を信じ、実行し、平和を保っている国。
だが『信じる』ということは、『思考を放棄する』ということ。
その在り様は歪でありながら、誰もそれを疑問に思わない。
これは、そんな世界を疑い、自らの足で進もうとする者たちの物語です。

ストーリー、キャラの作りこみ、伏線の張り方、そのどれもが素晴らしいの一言。
特に伏線を張り、それを回収する手腕はかなりのものです。さながらミステリー小説のように謎を考察するのが楽しく、謎が晴れた時はさらに楽しくなります。そしてタイトルやキャッチコピーの秀逸さに気付き、さらに唸るほど楽しくなる。
それほどストーリーが練られている、ということです。

さらにアーノルド(主人公ではない)の成長ぶりにも注目。
初登場時はあんなにも憎たらしかったのに、最後には愛おしさすら感じられるキャラに成長します。
みんなもアーノルドの恋路を応援しよう!

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