物語終了課

作者 lachs ヤケザケ

88

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★★★ Excellent!!!

物語終了課、とても面白いです!
設定や課の存在意義もリアルで説得力があり、無理なく世界観に入り込めます。
『めでたしめでたし事件』や『夢オチ事件』など、物語終了課の歴史も感じられます。
物語未完部のストーカー気質のある少女、性格に難アリな刑事、物語を終わらせることができない作家など、魅力的なキャラクターも次々登場して、テンポよく読み進められます。
これからの展開にも期待しております!

★★★ Excellent!!!

この世の中に溢れている、終われなかった物語たち。
文部科学省・地方文化局の物語終了課は、そんな物語たちに終わりという安息を与えるための存在。
夢オチや「めでたしめでたし」を封じてくる政治家の嫌がらせに耐えながら、物語終了課は今日も必死に終わらない物語と格闘している——

作中随所に散りばめられた、読む人を楽しませる工夫。
勢いがありながら、それでいてしっかりと一つ一つの章がお話としてまとめられている構成。
ファンタジーとリアリティの絶妙な融合。
どこを取っても大変魅力的なお話です。

全体を貫く雰囲気が明るくて、それでいてどこか爽やかで。
どんな人でも楽しめると思いますが、特に元気のない人には読んで欲しい一作です。きっと、元気になれますから。

★★★ Excellent!!!

連載中に執筆に飽き、話を放置している。
もしくは途中で作者が死んだ。
雑誌が廃刊になった等で途中で放置された物語が、現実世界で災厄を齎すので物語の強制終了=打ち切りを業務としているお役所の話です。
ただ、単に話を終わらせればいいというものではなく、そのやり方は色々と法整備されており、そこで胃薬が必要になるくらいイラついている主人公たちが面白いですね。

★★★ Excellent!!!

作家の皆様方、書きかけで未完の物語がありましたら、文部科学省 物語終了課までご連絡下さい。
連絡されましたら係の者が向かいますので指示に従って下さい。未完の物語は暴走し人を飲み込むことがありますので取り扱いには注意が必要です。

そうこれは物語を終わらせる為の公務員の奮闘(涙あり、笑あり)の物語。終わらない物語の数だけ彼らの物語も終わることはないのです。

物語を完結させる難しさを面白、楽しく教えてくれます。あの手この手で物語を終わらせようとするのが本当に面白い! 執筆の参考になるかも!?
公務員ならではの苦労や私生活の悩みなんかも面白エピソード多めで楽しませてくれます。

では作家の皆さんはこの物語を読んだらすぐに執筆を開始して完結へ向けて頑張って下さい。公務員だって人間ですから彼らを休ませてあげないと。

おっとでも『夢オチ』は使わないで下さいね。あれ、大臣の承認がいりますからね。




ここまで書いておきながらミカン色の髪の子とミカンしたいなって思うんですよね私は……

★★★ Excellent!!!

設定の勝利! な、おすすめの一作。

最強チートに、無意味に盛られた設定。伏線を踏み倒していく鈍感な主人公達に一番振り回されているのは他でもない、作者である!

終わらせられない作品を救うべく立ち上がるのは……公務員!?
襲い来る理不尽展開に彼らは定時に帰れるのか!?

軽妙な会話と軽快なテンポで進む本作。
物語を書いたことがある方なら誰もが体験したことがあるであろう『あるある』が詰め込まれたこの作品、未読の方は是非ご一読を。