明日も明後日もその次の日も、ここに来て話してあげよう。

異世界を渡り歩く不思議な黒猫が、老小説家ポッサに自分の見た異世界での出来事を語り聞かせる―という形の物語。

ฅ^•ﻌ•^ฅ最初はコミカルに、数々のモンスターが跋扈するダンジョンを、まさに散歩日和にそぞろ歩く猫ちゃんのごとく。

ฅ^•ﻌ•^ฅ次の場所では人語を操るタダモノではない猫として、王家の後継問題に絡む陰謀(?)の裏に。

猫には三つの名前がある。でもノラ猫だから行く先々で好きに呼ばれて三つどころじゃないかもねฅ^•ﻌ•^ฅそれでも深淵なる名前なんてカッコイイ名前があるなら気になるニャーฅ^•ﻌ•^ฅ

黒猫が渡り歩く世界やそこにいる人々の話は、作者様の他の作品とリンクしているようですので、各異世界キャラの掘り下げが気になる方はそちらを読まれても良いのかも。

さてさて傍観者かと思われた黒猫ですが、やはり「わたりネコのアノン」とタイトルを冠するだけあって、物語は彼の望みと献身へと焦点が絞られ始めました。

これからも遊びに来ますね。猫ちゃんのように!猫ちゃんのように!

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