概要
世界の大きさは、決まっていない。
陽当たりの良いテラスで寛ぐ老人が出会った一匹の黒猫。
黒猫は、人間の言葉を話すネコだった。
黒猫から語られたのは、魔法使い、聖女、悪役令嬢、勇者、魔物、魔王などが登場する異世界の冒険譚。
ほんとうは、誰でも行ける異世界。
その扉を開けて、あなたの来訪を待っているかも。
カクヨムコン8参加作品。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「童心」を忘れてしまった「あなた」にこそ読んで欲しい「大人が読む童話」
私が、この作品を始めて読んだ時の感想は「大人が読む童話」だ! でした。
様々な世界を渡り歩く「アノン」の姿を見ていると、セルマ・ラーゲルリョーブの書いた「ニルスの不思議な旅」を読んだ「幼き日々」を思わず思い出してしまったのはナイショです。
とにかく「世界観の優しさ」がこの作品の一番の特徴だと思います。そして、何気なく書いてある「一文」が妙に「哲学的」なところがあって、読んでいて思わず「うーん」と考えちゃうところが、あります。
ということで「童心」を忘れてしまった「あなた」。この作品「一回」読んでみませんか? - ★★★ Excellent!!!アノンはきらきらとしていて。異世界のネコさんです。
タイトルは、『わたりネコのアノン』。
わたりネコですか?
そして、その名はアノンですか?
それらが素敵な謎となっております。
わたりネコとしては、異世界を渡り歩くと言うことだと思います。
ネコさんなんですよね。
キュートなネコさん。
そんな所に注目して、ネコとしてのご報告も兼ねてみます。
仕草の研究を作者様はとある動物からなさったそうです。
あれもこれもかわゆいです。
そして、運んでくれるからお疲れもしない程のネコ様です。
シュパルトワが抱っこしたりしてくれるからそのお陰でした。
便利だなと思います。
この骸骨が自由って、アニメの『鋼鉄〇ーグ』を想起させると思ってい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!明日も明後日もその次の日も、ここに来て話してあげよう。
異世界を渡り歩く不思議な黒猫が、老小説家ポッサに自分の見た異世界での出来事を語り聞かせる―という形の物語。
ฅ^•ﻌ•^ฅ最初はコミカルに、数々のモンスターが跋扈するダンジョンを、まさに散歩日和にそぞろ歩く猫ちゃんのごとく。
ฅ^•ﻌ•^ฅ次の場所では人語を操るタダモノではない猫として、王家の後継問題に絡む陰謀(?)の裏に。
猫には三つの名前がある。でもノラ猫だから行く先々で好きに呼ばれて三つどころじゃないかもねฅ^•ﻌ•^ฅそれでも深淵なる名前なんてカッコイイ名前があるなら気になるニャーฅ^•ﻌ•^ฅ
黒猫が渡り歩く世界やそこにいる人々の話は、作者様の他の作品とリンクしているようで…続きを読む