この人生を悪魔とともに歩む

天使や悪魔と出会うことが当たり前となった世界。ひょんなことから悪魔と交友関係を結んだ僕は、彼女と付かず離れずの関係でいる。辛いときにはふと顔を見たくなるような、そんな程よい距離感で。
この交流が途絶えたのは、世界を揺るがす大事件が関係していた。瞬く間に過ぎ行く日々の中、それでも相手を思う気持ちは止まず……

僕と悪魔の軽快な会話の中で、くすりと笑わせられたり、ほっこり和んだり。人生の哀愁を感じたり。濃厚な時間の詰まった素敵な中篇小説です。

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