ただの駄弁りに救いがある

『僕』と『悪魔』が駄弁るだけ。たったそれだけの物語にこんなにも救いがある。二人の間に交わされた契約――約束はほんの些細なもので、およそ人間と悪魔らしくはないかもしれない。けれど、きっと彼と彼女は、お互いにこれ以上なく救われていたのではないか。そう願わずにはいられない作品です。

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