興味ないね、を貫きすぎる主人公

 びっくりするぐらい周りのことに興味がなく、びっくりするぐらい周りから認識されていない主人公、友和が、告白ドッキリと知っていながら渋々引っかかりに行くコメディ。
 面白い。この一言に尽きると思います。影薄すぎる系主人公の話は度々目にしますが、それ以上に友和は周囲に意識を向けなさすぎる。あまりにも一点集中で突き抜け切っているものだから、イヤミが一切なくただただ面白い。
 むしろ心配になる。「お前、本当にそれでいいのか……」と突っ込まざるを得ない友和の生き様。彼はきっと、ひたすら面白いだけのハーレムラブコメを展開できる器だ……。是非にドタバタな渦中でとぼけていてほしい。
 ところで続きはどこにありますか?(疑いの欠片も無い目) 本にはしないんですか?(すぐ書籍にしたがる) 映像化は?(気が早すぎる)