どれぐらい情報を提示するのか?

小説を書く時、アイデアを書き出して、プロットを組んで、設定をつくり、世界観を考えて、さてと執筆となると、もう全部書きたくなりますよね?

この少年はこうなんだよとか、この女性は本当はこうなんだよとか、この世界観はこうでねとか……。

もうそれこそ全部書きたくなる。

陽澄すずめさんの『嵐を予感したあの日、僕は此岸の人魚と出逢った』を読ませて頂いて黒井が感じたのは、全て書かずに読者の想像に委ねるが故の奥行きです。

たぶん読んだ人の数だけ解釈があると思う。それは感想やレビューを見れば一目瞭然です。みんなが様々な解釈をしているのがわかります。

これ、すごいし、強いな。

ついつい全部書いてしまう、黒井みたいな貧乏性なあなたは絶対に読んだ方がいい。

おすすめです(●´ω`●)

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