死亡フラグ回避不可能！？～沖田総司に転生してしまった俺はどうなる？～

物語を通して新選組の通史がすっきりとまとめられていて、新選組を知っている人も知らない人も楽しめる作品です。
沖田総司に転生してしまった春田総は、この先何が起こるのか知りながらも、影に日向に土方歳三はじめ新選組を支えていきます。
そして最後は物語の鍵となる怪しげな飲み物にまつわる伏線もきれいに回収されます。納得のラストが待っていますので、ぜひ読んで欲しい一作です。

　物語は幕末、新選組を題材にしたものです。
　新選組の名は有名ですが、この物語はその前身、浪士組結成のあたりから始まります。

　新選組といえば、個性豊かな隊員たちが、決して一枚岩ではなくその個性をぶつけ合いながら人生を賭け、そして悲劇的な最期を迎えることで知られています。

　そういった闇の部分もすでに序盤から描かれており、それぞれの登場人物たちの人間臭さが今後どのように表現されていくか、非常に楽しみですね。


　この作品の主人公は沖田総司。
　かの近藤勇、土方歳三と並んで知名度のある人物です。

　ただし、その沖田総司は史実の沖田総司ではなく、現代人である春田総が転生した沖田総司。

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新撰組を扱う題材は多くありますが、読みやすいものだと主に新撰組ができてからのお話が多いと思います。
それがなんと、新撰組の前身、浪士組からスタートする転生もの。

これは新撰組の闇が垣間見える予感しかないですね！

そんな未来の新撰組の花形、沖田総司に転生した主人公が再び亡くなるまでのタイムリミットはまだ先です。
不治の病という避けられない死亡フラグ、浪士組の不和を前に、主人公がどう立ち回るのかとても楽しみです。