まず、リズムの良さに心惹かれました。内容は悲しげだったり辛辣だったり、ひどい話もありますけれども、感情がそぎ落とされているからか、そこに含まれる毒の自分へ向けられる冷たい批判があり、自分だって、ひどいやつなんだ、ちゃんとわかってるのか? この主人公を責められるか? と深く考えさせられてしまう。私を深く突き刺した、私にとって、忘れられない句たちです。
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