2021年6月の21句
お前がナオト・インティライミのファンとか言うからコーヒー吹いちゃっただろ
なんだ金取るのかと知った瞬間の顔が見たくてこの商売やってるわけよ
入らなかったお賽銭を拾う
母が三回目の29歳の誕生日を迎えたときに何かがおかしいと気付くべきだった
お年玉の中身が入ってなかったことを言えなくて
屁をこくときのポーズも人それぞれと知った同棲生活
日陰だから集まっているだけだった
父は市場へ仕入れに行くのに朝四時半に起きると、まずぼくを起こしたものでした。でも別に用はなかったのです
寝返りの子どもに蹴られて鼻血ブーか
指名手配犯の顔が忘れられなくて
物産展ほどにもわくわくしない初デート
遊ぶのが苦手
上司と居合わせたトイレでゆっくり十数える
隣の住人に夜通しメトロノームを聴かせる実験をしています
業者の人が出ていくまで待機しているスポットで自粛期間をやり過ごす
長すぎるスカートがいつも地面につかないように動き回ってる女へのプレゼントは何がいいか
眉毛がつながった子のために死ぬのは正直惜しい
仲介人を通して断られるデフォルトか
死と鼻歌を両立させることはできない
食事中に思い出し笑いが多すぎる
人知れず犬に噛まれて死ぬことの難易度を語る
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