異世界より・・・

基本的に物理法則や当たり前の生物学的な法則が成立するとしたら、どうなるか。
当たり前の、常識で考えると実は異世界ファンタジーは本当にファンタジーだったと気付かされます。
そういった視点に気付かせてくれる短編集。
異世界を描くなら先に読んでおくと、自分の作品に深みが出てくるかもしれません。

面白い！

異世界を斜め上からのぞき込んだ視点が斬新。
そして「ふふっ」と笑えるネタが満載。
小説としては珍しい二人称なのも新鮮で、スラスラ読める。

これを読んだ後、典型的な異世界ものを読むと・・・どうなるんだろう('ω')？

新しい世界が広がるのかな。
ううん、知らないけど絶対そう(*'ω'*)

異世界に行ったとしても、ファンタジー小説やゲームの知識が必ず通用するわけでない……と、オムニバス形式で現地民との交流から教えてくれるお話でした。

「リアリティを追求したらこうなるよね」、とも考えさせてくれる内容。ファンタジーなのでリアルと表現するのは変かもしれませんが、妙に現実味があります。

個人的には初手のギルドと、宿屋のお話が好きですね。おすすめです。

　異世界をよくよく考えてみると…という珍しい切り口をしている作品。
　人間宣言をするオークとか凄くイイ。
　そういうふうに狩られる魔物側の人権を認めたりするの大好き。

自分たちが「そういうもの」だと勝手に決めつけて特に深く掘り下げようとしなかったファンタジーのあれやこれをわかりやすく深掘りしていて斬新だなと感じました。

正直1話を読んだ時点で震え、その後1話、また1話と読んでいくと作者さんの見識の広さや着眼点、発想など、学ぶところが多く見ていて飽きない作品でした。
是非小説の参考にさせていただきます。

素敵な作品ありがとうございます！

最初から最後まで非常に面白かったです！
ファンタジーにおける「これって実際どうなんだ？」を現実に則した考えと発想力で納得させられて、気持ち良かったです。

お気に入りなのはドワーフの酒飲み事情と、マンドラゴラの話でした。
異世界ファンタジーを書く前に、これは是非読んでおきたい作品です。

語り口調だけで飽きさせずに物語を構成するのってかなり凄い事だと思います。　脱帽Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！

第一話…ごめん豚さん。先入観にとらわれてた。…じゃなくて、オークさん。健闘を祈ります。

第二話…遠い未来のギルドってこうなりそう

第三話…まさか耳に対する文句を聞かされるとは思わなかったよ

第四話…あれ？　もしやギフトの話とつながってる？

第五話…そんな理由があってサケなんですね。（酢水は酸味がキツイんでパスで）
　　　　最後上手い

第六話…騎士になれる条件を聞いてたら「じゃあゴリラは？」と思ってしまった。
　　　　その矢先の「どんなゴリラ女だよ」で吹き出しました。やっぱ、そう思いますよね。

第七話…え？　違うの？　
　　　　いやいや、そっちの宿にしましょうよ

第八話…ワイバー…続きを読む

一話完結の短編集で、異世界人が語ってくれるていでいわゆる「異世界」の出来事が語られます。異世界系の意外な側面が垣間見れるかもしれません。

私が一番好きな話はマンドラゴラの話です。いや、あーやって収穫するんですね。言われて納得なんですが、いやはや……。