赤い髪の巫女がもたらすのは、殺戮という名の災厄か、慈愛という名の幸福か
- ★★★ Excellent!!!
幼少の頃の記憶を持たない主人公は、それ以外、普通の幸せな生活を送っていた。
18歳の誕生日を迎え、しばらく経ったある日、それまで育ててくれた母親に頼まれ、ある場所を訪れる。
その場所で出逢った美しい男性に、半ば、連れ去られるようにして、壁の反対側にやってきた。
そこは、雪のような降灰のために、疲弊し荒んだ、今までとは別の世界だった。
更に、この世界の人々は、皆、揃って、主人公を敵視し、憎悪の感情をぶつけていた。
これを、冷静に観察する主人公は、この先、どう動くのか、とにかく気になる。
プロローグ部分の出来事を、主人公に語らない、この国のいく末さえも気になる。
ここまでの、この物語のおもしろい……を、皆さまに!
これからの、この物語の続きの期待……を、作家さまに!
応援の意味を込めて、レビューを認めてみた。読んでほしいと思える物語のひとつである……。