概要
憧れのあなたが手にしたのは、甘々ほろ苦の爆弾です。
【5分で読書短編小説コンテスト「想いが通じる5分前」参加作品】
女子中学生の千依《ちよ》は、ある人に憧れています。
手際が良くて、格好良い上級生。でも、接点がなくてお近づきになれない。
バレンタインデーの前日、クラスのグループラインである情報が流れます。
「バレンタインデーに持ち物検査があるらしい」
これはチャンスだと思った千依は、一縷の望みにかけて、お菓子を用意します。
甘々ほろ苦の爆弾。
この方法なら、高確率で相手に届く!
女子中学生の千依《ちよ》は、ある人に憧れています。
手際が良くて、格好良い上級生。でも、接点がなくてお近づきになれない。
バレンタインデーの前日、クラスのグループラインである情報が流れます。
「バレンタインデーに持ち物検査があるらしい」
これはチャンスだと思った千依は、一縷の望みにかけて、お菓子を用意します。
甘々ほろ苦の爆弾。
この方法なら、高確率で相手に届く!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これは読者にとっても甘々ほろ苦の爆弾だー!
明日はバレンタインデー、中学生の千依ちゃんは高校生のお姉ちゃんが手際よくバレンタインチョコを作っているところを見て、同じく何事も手際よくこなす憧れの生徒会長を思い出しますが、中学校にお菓子を持っていくのは校則違反。
お姉ちゃんは「みんなこっそり持っていってるよ」なんて言いますが、スマホでクラスのグループチャットを確認してみると明日は生徒会主導で持ち物検査があるとの情報が入って大騒ぎ。
でも、そこで千依ちゃんは良いことを思いついて、意を決して実行に移します。
果たして、バレンタイン当日、千依ちゃんの可愛らしい企みは成功するのか……?
千代ちゃんの一人称で描かれる物語は甘くてふわふわ、でも意外…続きを読む - ★★★ Excellent!!!だって、頑張ったことを思い出にしたいから。
主人公の姉は高校生。明日のバレンタインデーに合わせて、チョコレート菓子製作の真っ最中。主人公は中学生のため、学校にお菓子を持ち込める姉を羨ましく思った。そして姉から「好きな人はいないの?」と聞かれた主人公は、ある人を思い出すが、姉には「いない」と答えてしまう。
そんな中、主人公のスマホにはLINEメッセージが溜まっていた。何でも、明日学校で手荷物検査をするらしい。もう、チョコの準備をしていたクラスメイト達が嘆く中、主人公は机に向かう。頑張ったことを思い出にしたい。それが主人公のモットーだった。しかし、主人公はあることに気づく。
これなら、あの人に絶対チョコを渡せる!
主人公は姉にチョ…続きを読む