明日はバレンタインデー、中学生の千依ちゃんは高校生のお姉ちゃんが手際よくバレンタインチョコを作っているところを見て、同じく何事も手際よくこなす憧れの生徒会長を思い出しますが、中学校にお菓子を持っていくのは校則違反。
お姉ちゃんは「みんなこっそり持っていってるよ」なんて言いますが、スマホでクラスのグループチャットを確認してみると明日は生徒会主導で持ち物検査があるとの情報が入って大騒ぎ。
でも、そこで千依ちゃんは良いことを思いついて、意を決して実行に移します。
果たして、バレンタイン当日、千依ちゃんの可愛らしい企みは成功するのか……?
千代ちゃんの一人称で描かれる物語は甘くてふわふわ、でも意外としっかりしたところもあって、まさに甘々ほろ苦のお菓子のよう。
思いつく計画も単純で、読者側にもバレバレなんですが、そこもまた可愛いんです。
最後には皆さん千依ちゃんを応援したくなること間違いありません。
主人公の姉は高校生。明日のバレンタインデーに合わせて、チョコレート菓子製作の真っ最中。主人公は中学生のため、学校にお菓子を持ち込める姉を羨ましく思った。そして姉から「好きな人はいないの?」と聞かれた主人公は、ある人を思い出すが、姉には「いない」と答えてしまう。
そんな中、主人公のスマホにはLINEメッセージが溜まっていた。何でも、明日学校で手荷物検査をするらしい。もう、チョコの準備をしていたクラスメイト達が嘆く中、主人公は机に向かう。頑張ったことを思い出にしたい。それが主人公のモットーだった。しかし、主人公はあることに気づく。
これなら、あの人に絶対チョコを渡せる!
主人公は姉にチョコレート菓子の材料を貰い、お菓子作りを開始する。
果たして、主人公が取った行動とは?
主人公の想いの人とは?
是非、ご一読ください。