この物語を言い表すとしたら、こうかしら。
ヒロイン・柚希ちゃんの純粋さ。これが本当に尊い。
物語の初めから、お互いが気になる――を通り越して、かけがえがなくて。
ジレジレ?
いやいや、アマアマですよ。
それも手加減なしの。
容姿は平凡で。でもいざという時に行動ができる和人。
ちょっとギャルっぽい。綺麗系でキラキラ幼馴染のなかの一人、柚希。和人は最初、そんな柚希を苦手に思っていたんですよね。ここもミソ。
住む世界が違う二人が、接点を持った途端、かけがいの存在になっていく。
オープニングすでにここから始まります。すでに両片思いの状態からのスタートです。
柚希ちゃんの想いは、どんどん昂ぶっていって。
和人も少しずつに自分の気持ちを自覚していく。
このスピードが違うけど、二人の感情は確かめ合いながらリンクしていくんですね。
ここからは一読者の勝手な推察です。
柚希ちゃんは、かなり昔から守る立場だったんですよね。幼馴染を、大切な人たちを。仲間たちから「暴君」とからかわれながら。
それが初めて、和人に守られた。
容姿を見て近付く異性は数あれど。
和人は、むしろギャル風の派手な子を苦手に想っていたので
適度な距離感があった。
彼女にとっては、和人が容姿や才能といったアビリティではなく
自分の本質を見てくれた人で。
和人自身も、見た目以上に柚希ちゃんの本質が
純粋で、優しくて、真面目で、凛々しくて。と気付かされて。
そんな二人が、特別になっていくのは時間の問題だったわけで。
本来は主人公の友人キャラとでも言うべき和人が
キラキラ幼馴染たちを巻き込みながら、
幼馴染たち、それぞれの恋愛事情にも触れていく。
本当に優しさに溢れた物語です。
和人と柚希、その仲間たちに触れて
癒やされて、暖かくなってください。
柚希ちゃんの想い、まさに
直球、純情一途ストレート。球速・測定不能!
この恋、一緒に応援しませんか?