概要
賞金をかけた男の首が届いた。その数なんと106つ。
西部開拓時代の末期、悪辣なアウトロー6人組が遭遇する怪奇と因果の物語。
「ジョー・レアル」とは何者なのか? こいつらは一体、何をしでかしたのか?
過去と現在を行き来して真実が浮き彫りになっていく、異色怪奇西部劇。【隔日更新】
※本作は2019年11月から20年2月までnoteに連載された長編の再編集版です。
「ジョー・レアル」とは何者なのか? こいつらは一体、何をしでかしたのか?
過去と現在を行き来して真実が浮き彫りになっていく、異色怪奇西部劇。【隔日更新】
※本作は2019年11月から20年2月までnoteに連載された長編の再編集版です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!荒野の酒場で怪奇現象から因果が紐解かれる、ピカレスク伝奇西部劇
西部開拓時代の末期、ある男の首に賞金がかけられた。翌日、酒場に持ち込まれた首の数は何と、百六個。どれも紛れもなく本物だ。これは一体どういうことか。
開幕から最大風速で始まった物語は、過去と現在を行き来しながら、賞金首ジョー・レアルと敵対する六人のアウトローの因縁を紐解いていく。酒、暴力、汚れた手で手を取り合う仲間意識と、マカロニウェスタンの雰囲気たっぷりで、往年の映画好きなら思わず嬉しくなる。
真実がわかるほど、語り手含たちは皆、西部劇なら悪役に当たる人物だとわかる。だが、話を追うごとに思わず彼らにシンクロしてしまうほど魅力的な六人だ。本作のホラーとしての真髄は、解明不可能な超常現象や惨…続きを読む