深秘に包まれた村に眠るものは何か。謎が謎を呼ぶ伝奇物語

閉鎖的かつ古い因習が残る山奥の村、金峰村に攫われ、土着神に捧げられる神楽を舞うこととなった主人公、篝。村で出会った協力者たちと共に、村が抱える秘密へと迫っていくが、彼自身や協力者たちにもまた秘密があり――?

読みやすい文を追っていくうち、登場人物たちの事情や世界観が少しずつ明らかになってきたかと思いきや、かなり気になる新たな謎が残されていく。読み進めるほど次話を求めてしまい、はまり込んでしまう作品。徐々に明らかになっていく謎、唐突に明るみに出る謎とその答えは驚きと、じんわりと溢れる切なさを与えてくれます。

ダークでミステリアスなだけではない、美しく切ない伝奇物語。人を好いた罪を背負ったのは誰か、混ざり合う謎の行方はどこに向かうのか。あなたの目で確かめてみてください。

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