極振りが正解
- ★★★ Excellent!!!
僕らは生きているとつい、真ん中あたりを取ろうとする。白黒付けずにグレーで行こうとする。
それは、小説もそうだ。
なんとなく受けそうな話を作り、どっちにも行けそうな展開にして、様子を見ながら書いていく。
失敗したくないから、
嫌われたくないから、
怖いから。
でも、ぺんぺん草のすけさんの『レベル上げなんてかったるい! 異世界転移した女子高生はレベル1のクセに『スマホ』でドラゴンの王様に戦いを挑むそうです』を読んで、それは間違いだと気付かされた。
人生は違うかもしれないが、こと小説においては極振り、それが正解だ。
明るいなら最高に明るく、暗いなら最高に暗く。笑えるなら最高に笑える話がいい。
うん? ぺんぺん草のすけさんの作品は何に極振りしているのかって?
それは、あなたが読んで確認して欲しい。
ただ最高に振り切れている。
ホームランか? 三振か? 人生ではないから三振でも死にはしない。全力で振りに行こう。
そう思える小説、おすすめです(●´ω`●)