概要
スポットライトは、私たちにとっての青春だった。
※自主企画 『筆致は物語を超えるか【空に走る】』参加作品です。
葵と詞は、演劇部部長と副部長。
学校の王子様だった詞。
部活に青春をささげる私たち。
けれど夏のコンクールの後、演劇部に危機が……。
葵と詞は、演劇部部長と副部長。
学校の王子様だった詞。
部活に青春をささげる私たち。
けれど夏のコンクールの後、演劇部に危機が……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その重みを理解していない人間が
死を描く時は手軽に殺して、死を読む時は手軽に感動する。
演劇部の脚本を見て、「死が美しいしウケる」と言ったアオイに、「美しくてたまるか」と言い放ったツカサ。
私も、感涙物と謳われる死ネタは好きでは無いです。
死は、作者の技量が足りなくても想像力が足りなくても、美しく見えます。
でも簡単に美しく見せようとすればするほど、当事者たちは苦しむ羽目になる。
死ぬという行為は徐々に出力が落ちてエネルギーが尽きるのではなく、尽きるために激しく燃える行為なんだろうなと思います。
人が死にゆくのは、本人も周りも、途方もないエネルギーを消耗する。
アオイは、県大会の前に演劇部を去りました。
結果成績はボ…続きを読む