何を信じ、どうやって生きていくのか?そこに正義はあるのか?

宗教観の違いといった非常に難しいテーマに挑んでいる本作。同じ『神』という存在を信じながらも、自分の『神』を中心とし他の『神』の存在を認められれない。
それはたとえ血の繋がった親や兄妹であっても……

弾圧されるルクス教にいる神威士のミック。弾圧する側のユス教を欺きつつ取り入るレイヤに妹のミナ。

3人の立ち位置は違い、世の中はまだ若い3人のことなど構わず巻き込んでいく。戦争は誰に対しても過酷な運命を背負わせるものなのだと感じさせられました。

世界観を凄く大切にしている作品で、背景である通貨や物価や仕事の様子、人々の生活なども細かく描かれています。

ページを開けば過酷な状況でも必死に生きる人々の生き様を観ることが出来るはずです。1度覗いてみませんか?

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