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概要
越してきた老人は害虫だった。アパートの騒音で悩む青年の怒りと野望…
七月中旬、五十三になる水本郁人は独身アパートへ夕方帰宅すると、二階からテレビの大音量を浴びる。この日に越してきたようだが、集合住宅のマナーの知らなさへ憤慨する。その日、三階の男性住民は騒音のことで郁人の部屋を訪問。二人で苦情を伝えに行くと、住民は八十過ぎの背の曲がる老人。一旦は注意する。が、数時間後にはテレビの音が響き渡った。その夜、警察へ告げるが直らず、翌朝も騒音は続いた。生活の乱れを思った郁人は、工場の昼休みに不動産へ伝えた。帰宅するとテレビは一応静かになった。そんな時、家族を抱える妹が生活費を貸してほしいとのメール。派遣社員を知る妹だ。郁人も生活に追われるため少額貸すことに。
二階の老人は、隣の老女がここのアパートを紹介した。デイサービスで知り合ったようだが郁人の憤慨な気持ちは収まら
二階の老人は、隣の老女がここのアパートを紹介した。デイサービスで知り合ったようだが郁人の憤慨な気持ちは収まら
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