愛の力の強さと狼としての誇りに胸キュン

ある時は狼の姿に、またある時は人の姿になって生きる人狼の世界では、ツガイとなる相手は強い子孫を残す為に必然的に決まっている。そこには恋だの愛だのが入り込む余地は無いのだけれど。

狼の姿になる事が出来ず、狩りが出来ない落ちこぼれのヒロイン、レティリエは人狼の世界で役に立てない事に嘆きながらも、自分に出来る事を健気に積み重ねている。
そして一つの事件をきっかけに、レティリエが生まれながらに持っていた芯の強さが開花していく。常にそこにあったのは叶わない恋の相手グレイルの存在。
人狼と人間達とのハラハラドキドキの戦いが続きますが、二人の愛の力は何にも増して強いのです。

本当の強さとは何か、生きていく中で大切な事は何かを語りかけてくれるような作品であると同時に、少女の頃に戻ってこんな恋をしてみたいなと、キュンとなる作品でもあります。
白銀の月が輝く美しい世界の物語に浸ってみませんか?

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