様々な過去を持つ骨董品たちが紡ぐ言葉を聞いてみて!
- ★★★ Excellent!!!
筆者さんの「犬とオオカミの間」というエッセイの中に「枯葉散るブロカント」というエピソードがあります。
味があって大好きなエッセイなのですが、その蚤の市で見た骨董品に様々な意思を感じられたのでしょう。
そこから作られたこの作品は、筆者さん自身の優しさ、ぬくもり、ユニークさ、鋭い眼差しなどが詰まっているように感じます。
5話からなるオムニバス。
それぞれ趣の異なる1話1話はどれも深く、丁寧に込められた思いを感じます。
時代を越えて生き続け、多く体験をしてきた骨董品たちが紡ぐ言葉に様々な感動を与えられる作品です。
たくさんの方々に届いてほしい。エッセイと合わせて読まれると、より深みを感じられる事でしょう。