この物語は、若者たちが抱える夢と現実の狭間での葛藤、自己実現への道を模索する姿を深く、繊細に描き出している。
沙羅という一人の女性が自らのルーツと向き合い、音楽を通じて自己表現を試みる過程は、まるでR&Bのリズムのように、読者の心を打つ。
この物語には、音楽がもたらす救済と変革の力が存分に描かれている。
沙羅が、R&Bという音楽ジャンルに情熱を注ぎながら、自分自身と向き合い、成長していく様は、読者に勇気と希望を与える。
また、キャラクターたちが抱える様々な問題や葛藤は、現代社会における若者たちが直面する普遍的な課題を反映しており、共感を呼ぶ。
特に、「沙羅の母親との関係」、「藤沢や英玲奈といった音楽を通じて出会う人々との交流」は、彼女の成長に大きな影響を与えている。
この物語は、音楽という共通言語を通じて、人と人との繋がりの大切さを教えてくれるだろう。
最新話の9話まで読んだ状態でのレビューになります。
R&B(リズム&ブルース)を物語の中心に置いた話です。あ、ちなみに、私も知りませんでしたw 私の知っている音楽の世界はせまいので、勉強になってます。本当にありがたいのです。
ではなくて、本題。これ、普通に音楽の話に見えますし、実際、音楽の話なんですが、一番のウリは心の描写、移り変わり、そして、熱意。なんというか、心の変化の描写が、妙に生々しくリアルなんです。私は、音楽なんかそっちのけで、そっちの表現にメロメロです。なんとうか、今までいろいろな心情描写をみてきましたが、なんというか外連味がなく、直球なんですよ。これが、本当に私の心に刺さる。読んでて心地いいのです。
ただ、まだ9話なのでなんともいえないですが、できればこのままいって欲しいな。と思っていますが、どうですか? 作者様?