心を震わせる歌がある 18歳の少女の胸の内が歌になる

本当にやりたい事や進みたい道を目指す時に、恵まれた環境にいる者とそうではない者がいる。
後者がその道を諦められない時、多くの壁や苦労を伴う。
けれど、特に芸術の世界において、その壁や苦労が作品に深みを増す事が多いのかもしれない。

浅黒い肌を持って生まれた18歳の主人公沙羅の心の描写が絶妙です。読者は彼女の歌に耳を傾け、心を震わせる事でしょう。

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