概要
海の星。龍の寄生蟲を取る女性と家族の絆の物語。
【6/16~21 短期集中連載!】
大いなる龍と、海洋放浪民セムタムの暮らす海の星アルマナイマより、久々の通信です。
今回の物語の主役は海龍の寄生蟲取り<龍蟲払>を生業とする女性・クロシュ。
龍蟲払いのハイシーズンに向けお手伝いさんを募集した彼女のもとに現れたのは、セムタム界隈で知らぬ者はいない凸凹コンビでした。
誰も見たことのない夜空の彼方からやって来たという言語学者のアム。
そして、乱暴者として有名なセムタムの青年トゥトゥ――すなわち、クロシュの「息子」。
一度止まった親子の時間が再び流れ出すとき、その海にはどんな風が吹くのでしょうか。
※シリーズ第一話はこちらから※
『アルマナイマ未踏領域』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887351302
大いなる龍と、海洋放浪民セムタムの暮らす海の星アルマナイマより、久々の通信です。
今回の物語の主役は海龍の寄生蟲取り<龍蟲払>を生業とする女性・クロシュ。
龍蟲払いのハイシーズンに向けお手伝いさんを募集した彼女のもとに現れたのは、セムタム界隈で知らぬ者はいない凸凹コンビでした。
誰も見たことのない夜空の彼方からやって来たという言語学者のアム。
そして、乱暴者として有名なセムタムの青年トゥトゥ――すなわち、クロシュの「息子」。
一度止まった親子の時間が再び流れ出すとき、その海にはどんな風が吹くのでしょうか。
※シリーズ第一話はこちらから※
『アルマナイマ未踏領域』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887351302
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!龍の寄生虫を屠る、一人の女性の物語。
龍の星・アルマナイマ。そこには龍と人間が共存している。そこにやって来た余所者のドクは、彼らの興味深い生活を日々目にしていた。そんなドクをいつも助けてくれるのは、その星の荒くれ者の青年だった。
本作は、このような壮大かつ緻密な文化人類学的見地によって、描かれている。今回は人間と共存している龍の寄生虫を払う、一人の女性が主人公だ。この寄生虫は蟲の割にずるがしこい。龍に取り付いて触手を伸ばし、龍の鱗に擬態する。しかも、龍がいなければ人間も襲って食べてしまう恐ろしい相手だ。
蟲祓いの女性は、ドクや荒くれ者の青年と龍の蟲取りを行っていたが、ある龍のお尻に大きな寄生虫を発見する。しかもこの寄生虫は…続きを読む